海外で定着し、日常的に使われている日本語には色々ある。かつては「HIBACHI」「FUTON」が代表的であったが、それに最近加わったのが「EMOJI」だ。これはもちろん「絵文字」を指す。日本と同様、仕事では使わないが親しい友人や家族にはよく使うという人が多いらしい。普段、何気なく使っている絵文字について、米国で行われた面白い統計をご紹介しよう。

■絵文字を加える事によってコミュニケーションが効果的に

「Match.com」のサイトより
「Match.com(マッチドットコム)」は、全米最大規模を誇る独身男女の為のお相手探しサイトだ。その「Match.com」が独身男女5,675人(あらゆる年齢、人種、所得層を対象とする)に調査を行ったところ、実に興味深い結果が出た。それは

「絵文字を多く使用する人は、使用しない人と比べセックスをより多くしている」
「絵文字を多く使用する人は、使用しない人と比べ結婚を望む率が2倍である」
「キスに関連した絵文字を使う女性は、パートナーとのセックスでより感じやすい」

 という結果である。

 またこの統計結果では絵文字の中で最も多く使われるのは「ウインク」。しかし男女別に統計を取ると、男性は「キス」、「ハートの目」を最も多く使い、女性は「スマイル」を最も好むという。

 この調査を行った生物人類学者のヘレン・フィッシャー博士は、人々が絵文字を好む理由として、文章で感情を示すのは難しいが絵文字を加える事によってコミュニケーションが効果的になる事を挙げている。確かに、調査した男女の50パーセントが「絵文字は個性を示す」、35パーセントは「絵文字によって感情をより簡単に表せる」と考えている。またフィッシャー博士は、「テクノロジーは異性を口説く時の方法を劇的に変化させました。でも、ロマンスに対する頭の動きを変える事は出来ません」とも語る。

■人は言語や聴覚よりも視覚からより大きな影響を受ける

 アメリカの心理学者アルバート・メラビアン氏が1971年に発表した「メラビアンの法則」によると、人は情報を受け取る時、言語や聴覚よりも視覚からより大きな影響を受けるといわれている。そのため、同じ短いメッセージでも絵文字を加えた方がより相手にアピールしやすいらしい。

 この結果を見る限り、絵文字を多く使う人は、より感情豊かで情熱的と言えるだろう。また内容が同じメッセージを貰うとしたら、絵文字の有る方がより親しみやすい感じがあるのも確かだ。

 しかし、絵文字で全てをカバー出来る訳ではない。この調査では、「54パーセントの独身女性と36パーセントの独身男性は、受け取ったメッセージに綴りや文法の誤りを見つけると相手への興味を失う」という結果も出ている。また、「Daily Mail」のコメント欄では「この調査は頭の悪い人たちがより多くセックスをしているという事を示しているだけだ」という非常に辛辣な意見もあった。読者の周りにも絵文字を多用する人は居ると思うが、この統計調査は果たして当てはまるだろうか?
(文=美加リッター)ニュース提供はTOCANA社