
ハーフという理由で“いじめ”に遭うケースは国内外ともに珍しいことではありません。
ただし、いじめの対象になり得る理由があっても、明るくて思いやりのある子供ならイジメを受けずにノビノビと育ちます。
国際結婚は双方の親が子供をノビノビと育つように努力することが大切です。
ハーフの子供に限らず、世帯収入が低いほど“いじめ”や不登校によるトラブルリスクが高くなります。
貧乏だけが理由ではなく、子供が親や家庭に対して抱えるコンプレックスによって気持ちに余裕がなくなることが大きな要因です。
子供がいじめの対象になる要素の一例をご覧ください。
思春期から大人になると親を含めた経済力や色恋沙汰、嫉妬などを理由にしたものが増えますが、幼少期のいじめはもっと単純な理由が多いです。
半数以上の子供は周囲から馬鹿にされる何かしらの要素を持っていて、子供ながらに受け流す術を知っています。
そして、周囲からからかわれた際の反応に問題がある子供がいじめの対象になりやすいです。
貧困世帯がイジメの対象に遭いやすい要因の一つが、純粋にお金を持っていないことです。
周囲の子供達と同じような服やおもちゃを買って貰えない子供や、週末に出かける機会が少ない子供は内気な性格になりやすいので注意しましょう。
もう一つの理由は親が働いていなく、経済力の低い親と一緒に過ごす時間が多い影響です。
たとえば国際結婚して海外移住した方の親が専業主婦になって子供とずっと一緒に過ごしている場合、親が異国の生活に順応できないままだと子供の教育に悪い影響を与えます。
日本に外国人の夫や妻を迎え入れる場合も同様で、世帯収入が少ないのに呑気で働こうとしない親だと子供も世間知らずに育ちやすいです。
日本で生活する場合、アジアや発展途上国、黒人系のハーフはいじめの対象になりやすく、欧米の白人系とのハーフは好感される傾向があります。
海外でも同様で、黒人の人種差別や格下の国とのハーフはいじめリスクが高いなど、どこの国とのハーフなのかや外見が重要です。
それに対して小学生以下の子供は、親がどこの国の出身なのかはそれほど気にしていません。
やっていいことと悪いことを教育されている子供や、誰にでも明るく振る舞えて人の気持ちを思いやる心を持っている子供は、ハーフなど多少のハンデがあってもいじめられません。
「可哀想だけどハーフだからいじめ被害に遭うのは仕方がない」などと親が諦めていれば、必然的に子供がいじめられる確率が高くなります。
いじめの加害者側になるような教育をしている場合も、いつかは被害者側に回ってしまう恐れがあるので注意してください。
国際結婚をして子供がハーフになった場合は多少の不利があるので、いじめの被害者や加害者にならないように親がしっかり教育することが大切です。