
国際結婚に理想を抱く日本人は多く、ここ数年における婚姻組数のうち2万組ほどは、実際に国際結婚の夫婦が誕生しているという結果が出ています。
実際に国を超えた結婚を行うことは、決して低いハードルではありません。
だからこそ、結ばれた絆は深くなるのではないでしょうか。
結婚する前の段階では、結婚相手の出身国に対する理想は「イギリス」「アメリカ」「フランス」などの華やかな国々に抱かれるようです。
しかし、気になるのは実際はどこの国で生まれた人と結ばれる傾向にあるのか。
今回は、日本人の配偶者と多く結ばれた実績のある国をご紹介いたします。
※以降登場する「日本人が夫である場合の配偶者の出身国」と、「妻が日本人である場合の配偶者の出身国」(若しくは両者を指す類似表現)は、“2017年度”における使用を参照した数値と定義します。
日本人が夫である場合の配偶者の出身国として最も多かったのが中国で、5,121組存在しました。
妻が日本人である場合の配偶者の出身国としても2番目に多い割合とされています。
訪日観光客の中でも中国人は多く、国同士の距離も近いことから出会いの多さが理由の1つに挙げられるのです。
フィリピン人が日本に定着するようになった歴史は古く、在日外国人としては4位の人数を誇る存在とされています。
そのような背景も相まって、日本人が夫である場合の配偶者として3,629組の婚姻が成立しました。
一方で妻が日本人である場合の配偶者の場合は216組と、そこまで数が多くないようです。
一時期日本を騒がせた韓流ブームの影響もあり、韓国人との婚姻数が大きく伸びました。
日本人が夫である場合の韓国人配偶者と妻が日本人である場合の韓国人配偶者の両方で均等に高い数値を示しており、それぞれ1,836組と1,690組という結果とされています。
美容大国のタイでは美人な女性が多く、日本人だけではなく世界中の男性を虜にしていると噂されてます。
その影響も相まってか、実際の数値で見ても日本人が夫である場合のタイ人配偶者の夫婦は974組と、比較的多い水準です。
日本人が夫である場合の配偶者として、アメリカ人女性との婚姻するは235組とそこまで高くありませんが、妻が日本人である場合の配偶者としての国際結婚の割合は高く、1,072組とされています。
アメリカは女性が国際結婚する場合において、配偶者の出身としてトップクラスに評価が高い国とされており、夢を実現する日本女性が多いことが数値として表れているようです。
今回活用したデータは、日本で成立した婚姻に対する結果とされています。
そのため、外国籍を持つ配偶者の生まれた国で行われた婚姻は含みません。
実際は数字以上に多くの夫婦が国を超えて結婚をしており、その多くが今も幸せに暮らしているのではないでしょうか。